「おはなしするね。」

着眼点が良く、隅々まで楽しめる作品でした。が満遍なく可愛い作品です。その昔、おもちゃ屋さんにアニメロボットのプラモデルを買いに行っていた頃、いつも商品陳列棚で異色のオーラを放っていたロボットのパッケージ。個人的には、全体としてとても気に入っています。

ネームの間が絶妙なまったり系の風味もあって、これも繰り返し読める再読性を高めてます。彼氏はただ愛情で応えることしかできない。せつなくて、思わず涙が浮かんでくるようなストーリー。言うならば、綺麗なシリアスです。前書きと後書きに質問系、全体的にゆるい感じのコメントなど、廃れてしまった文化がぎっしり詰まっていて懐かしくなりました。

これでたくさん客が来るだろうと思ったけど台風だから誰も来ないという寂しいオチも面白かったです。110円の価値は十分、元が取れたと感じられます。横読みのスタイルが非常にあった作品だ。どちらも勢いがあり、とても笑えました。この作品はが面白いので是非読んでみてください。メイド服もよくあるミニスカートタイプではなく、ロングスカートタイプでひらひら多めのリボン大きめというところにもこだわりを感じますね。

単なるエロだけを求めてる人にはただの微エロの漫画ですが系が好きな人には結構楽しめる内容。妥協の無い丁寧な書き味は、たとえ1つ1つのコマに切り取ってしまったとしても、ストーリーが溢れてくるような、生き生きとした表情を持っている。基本的にテンション高めのギャグで突き進む内容となっております。眼鏡をかけたキャラクターがおっとりした性格だとすごく優しい印象になるんですよね。

絵柄もかなり原作に近い感じがして楽しく読めました。カラミ等は一切ありません。でひとつひとつ丁寧に書かれているところも素敵です。写植ではなく、セリフの文字が手書きのお話もあり、これはこれで味があるものだと再認識しました。