中労委令36.10.16三光インテック事件(判レビ1357.82)

登場人物の過去や経歴が複雑だったり、キャラの繋がりが謎だったりして、結構感情移入しちゃってます。ゆる〜い作風の漫画。キャラとの掛け合いというか会話のギャグ要素が半端ないというか結構笑わせてくれる会話で凄く面白愉快に漫画読めたすわ過失傷害かと思いきや、男性は立ち上がり、元気はつらつで去っていきます。表紙がパッと見でかわいかったので、セール中ということもあったのでササッと買いました。

その理由が結構深い感じで、なかなか印象に残りました。ちょっとしたどんでん返しが序盤にあり、そこからは一気に強引な展開でぐいぐい話が進んでいきます。妹はものすごい甘えんぼ坊で油断するとすぐにがぶがぶしてきます。おまけ漫画がついていてお得感もあるし最後まで楽しく読めました。少女は冷淡に振る舞うことで良心の呵責を打ち消そうとしますが、路傍の花に向けていた優しい眼差しを指摘されてますます決意が揺らぐことに。

知ってる人はもちろん、知らない人も面白く読めると思います。知っている方はぜひご購入を。個人的にこの作者の方の絵柄はとても気に入っているので機会があればでも分かりやすい作品をお願いしたいと思います。ゲームに登場した人物達が色々なネタを提供してくれるので、読んでいるうちに笑ってしまうことでしょう。もともとの性格がおとなしめな性格なだけに、他の人格がとてもギャップがあり楽しく読むことが出来ました。

読み終えたあとも心に余韻が残って、不思議な感じ。ぜひ買ってみてください。それにしてもどっちかしか選べないってのは本当に切ないですよ……登場人物はどの作品もで少しロリ向けかとも思います。絵本や童画のフィールドでも活躍した往年の名イラストレーターたちを彷彿させる垢抜けた画風に驚きました。