月猫通り2162号

美麗なCGではないけれども、あたたかな、不思議な魅力が伝わってきます。原作を知らなくても、好きで、昔の雰囲気だけを味わいたいという人にもおすすめです。はい、アレです。作成当時の流行ネタを絡ませており、作者の遊び心もツボにハマりました。作家さんのコメントが読めるのも楽しみのひとつです。

ギャグとファンタジーとバトルの融合って感じの漫画伏線が非常に多く、一気にのめりこみました。また鬱と銘打たれていますがその鬱という言葉の魅力に頼った漫画ではないことだけは確実に言えます。マジ惚れる……！個人的にはがツボかも……。どんなにつらく、苦しかったかを激情に任せて独白する。ページは大ボリュームで基本的にすごく濃いギャグです！

もともとの性格がおとなしめな性格なだけに、他の人格がとてもギャップがあり楽しく読むことが出来ました。いいですよね可愛いですよね。ゲームに登場した人物達が色々なネタを提供してくれるので、読んでいるうちに笑ってしまうことでしょう。四コマまたはショート漫画がいくつか収録されています。当時からのファンなら是非買いたい作品。ただ、二人の関係がキスをする手前まではいきますので、そこら辺が気になる方はご注意を。

この作品は一見の価値有りです！今後の活動に期待できますね〜。「元ネタ」知らない方はいないと思いますが、知らない人はそれなりに、知ってる人はより一層、楽しめる。独特のギャグセンスツボにきました。登場人物も出揃った感じ。姫様をヒロインにしたボーイ・ミーツ・ガールの物語。こんな話もあってもいいな、という感じで楽しんで読めました。

後のお楽しみということでしょうか。シリアスな描写ではありますが、「いい関係だな〜」と、なんだか微笑ましく感じてしまいます。