アリス、村を焼く。

こういう世の中だからこそ笑顔のよさが伝わります。ツンデレなキャラは珍しく、新たな魅力を発見できるかもしれません。後のお楽しみということでしょうか。本当に続きが楽しみです。それこそがこの作品のテーマ、持ち味です。可愛い女の子が大好きな人達と心に優しい話を求める人達に向いていると思います。

いずれは収録ストーリー全編の、漫画等の映像化を期待したくなる。単なるエロだけを求めてる人にはただの微エロの漫画ですが系が好きな人には結構楽しめる内容。……はっ、思わず現実逃避してしまいました。こちらもオマケとは思えない質の高さ。そんな中、彼女の方から彼氏に手を振ったり、彼女が所属する生物部の活動に誘ったりと、まさに青春まっさかりなシーンが続く。

続編を書いてくれないかなぁ……こういったパロディ作品は元ネタが分からないと面白さも半減してしまうものですが、この作品なら元が有名なのでほぼ誰でも楽しむことができるはずです。でも個人的に読んだ感想としては「こんな逃げ道もあるんだなぁ……」といった印象ですね。不思議な感じのするおもしろさに思わず笑い、気がついたらハマってしまっていました。

読んでよかったと思った。次第に、そんな彼女の心のうちを何とか追いかけてみようと思うようになりました。ところどころに出てくるちっちゃい妖精（？）が可愛いです。そのキャラクターの性格がよく出ていると思います。まず、特筆すべき点は、キャラクターたちの表情。ビルのスキマから見える空、青い空折り重なった雲に、沈む太陽の光が照らす都会の空が見せるどこか寂しげで綺麗な夕焼け。

ストーリー的にはお約束でベタな展開なのですが、原作よりもかわいい感じなのが良かったです。このシュールさは、レビューできません。