よろず本

絵柄も加わって最初から最後までほのぼのとしており、誰でも楽しく読めると思います。説明も読まず、表紙に惹かれて買ってみたんですが、すごく面白かったです。エロはないです。突っ走る展開です。続きが気になって気になって仕方ないです！コスチュームカフェでメイド服を着てバイトする女の子の話が好きでした。

こんな絵のうまい人がなんで知られてないんだろう？といつも思っています。少女は冷淡に振る舞うことで良心の呵責を打ち消そうとしますが、路傍の花に向けていた優しい眼差しを指摘されてますます決意が揺らぐことに。高校生の頃のさわやかな懐かしい感覚がよみがえる様でした。普通と違った面白さをくれます。話の内容自体は、わりとよくある内容なんですが、何度読んでもしんみりとして、優しい気分になってしまいます。

ギャグも原作への愛がありながらキレのあるもので、ページをまたぐ繰り返しネタもあります。大ファンの自分で、二次創作物もかなり買ってきた自分ですが、いいものが読めてめっちゃ嬉しかったです。髪飾りなど細部もしっかり描かれておりクオリティも高く、作品としてはコストパフォーマンスの優れた作品といえます。今までは走りのほか、登場キャラクターの顔と車見せもメインに描いてありましたが、今回は物語がいよいよ動き出した感じです。

ゲームに登場した人物達が色々なネタを提供してくれるので、読んでいるうちに笑ってしまうことでしょう。現代社会の闇の部分というかムリがたたった部分がモチーフのため、多くの人に読んでもらえれば社会全体としての理解も深まるのではないかと思います。お店の情報なども記載されているので、観光や街歩きをするにも、最適だと思いました。ギャグとファンタジーとバトルの融合って感じの漫画