PC壁紙集 暦 四姉妹 2015年

内容、絵、価格、どれをとっても納得できると思います。個人的にはネタが一番ツボにきました。絵も丁寧に書かれているので、読んでいて楽しいと思います。そのコピー本によると作者様は映画を見たとの事でしたが……そのの絵の凄い事、すごいこと……。ギスギスした感じも無くほのぼのとしています。

少女は冷淡に振る舞うことで良心の呵責を打ち消そうとしますが、路傍の花に向けていた優しい眼差しを指摘されてますます決意が揺らぐことに。妹はものすごい甘えんぼ坊で油断するとすぐにがぶがぶしてきます。物語を締めくくるのにふさわしいボリュームとなっています。作家さんのセンスのよさがわかります。みんなを狙ってます。ただし、Hは期待しないように。女の子同士でいちゃつくだけが百合ではないと教えてくれた作品でした。

いろいろ笑えましたが、最後の話で少し気になる言葉も……ただ、主人公の扱いがひどすぎます！良質な暇潰し用としておすすめの同人誌です。不安ならば、それこそ言葉に出さないと、いけなかったのに……オリジナル設定ですが、テーマが一環して描かれていますし一般作ですがキチンとした作りになっていて好感度大です。

当然そちらを先に見てもらって知っている方が楽しめる内容となっていると思います。いつも通りこのサークルさんのスタイルで、萌えやお色気はほとんど感じず徹頭徹尾ギャグで読めます。手書きの部分が見えるからこそ、手作り感があり、作品に対する愛が感じられます。マニアックでない、万人受けする萌え系絵柄でのが楽しめます。一作目のテンポの速さと、作中での経過時間を考えると二人の関係の進展はややゆっくりに思えます。

（それこそ、単にサービスの意味でHシーンが数ページ欲しい感じでした）また、原作が好きな人には大変お勧めである。