Rosenkreuzstilette Freudenstachel [Я05]

とにかくづくしの漫画ですが、内容がとにかくすばらしい。萌えとギャグを一緒に楽しめます。当時からのファンなら是非買いたい作品。絵のクオリティが高く、女の子がとてもかわいかったです。元ネタあるあるの話やゆるーいギャグで思わずニヤッとしました。作風が異なるといっても、殺伐とした展開は一切なく、全編ギャグ&ほのぼのな内容。

登場人物はどの作品もで少しロリ向けかとも思います。言いたい！最初、この作品に興味はあったのだが、なにぶん古い作品なのでどうしようか迷っていたけど、買って良かった！オチもクスリと笑えます。個人的に、このコスチュームは裸よりエロいんじゃないでしょうか、と思います。物語は、それを淡々と描いているが、そこにはしっかりと少年少女のひとつの青春が垣間見える気がした。

ギャグ漫画と誤解されてしまいそうな作風ではありますが、その本質は主人公のありがちなダメ人間っぷりに共感性を訴えかけさせた上で、主人公（自分）を反面教師にして欲しいという啓蒙的な側面があるように思えてなりません。ネタバレなのでこれ以上は秘密。価格も手頃なので、絵柄が気に入れば購入してみてはいかがでしょうか。あらすじをみるとエロネタ満載かと思いきや、ギャグ満載の作品。じわじわとストーリーが進行していってます。これだけの熱量とセンスとキレを持った本はそうそうないです。

ハンバーグの焦げ色なんて力を入れて（？）ますよ。出てくる宇宙人もとぼけた感じだけど、なかなか油断のならない存在でした。続編があればきっとこんな流れになったのかと思わせる程にストーリー、絵共に無理が無くボリュームもたっぷり！今回のヒロインは多重人格という設定で人格がコロコロと変わるのが面白いです。

戦闘時も、メリ、ハリがきちんとしていて、何が起こっているか分からない、無駄な迫力だけの戦闘シーンにはなっておらず、きちんと、読者が戦闘の流れに付いて行け、それでも迫力を保った作りとなっています。