D.C D.C.II

話を構成する上での舞台設定の役割さえ果たしていればオッケー、という考えのようです。全体的なレベルは高いので、続きを読んで満足したいな、という気持ちにはなりました。ややモブいキャラ達をそのモブさを失わないまま愛らしく描いていて、いつまでも見ていられます。

ネタバレしちゃいそうなのであえて多くは言いませんが、ファンの方必見の作品です。物語を締めくくるのにふさわしいボリュームとなっています。マニアックでない、万人受けする萌え系絵柄でのが楽しめます。最高。他のキャラもイイ感じにコワレています（*^_^*）実に切ない！不思議なゆるキャラが好きな人には相変わらずオススメです！絵のクオリティもなかなかで、読んでいて飽きません。

丁寧に描かれた背景や料理、海外ホームドラマを彷彿とさせるセリフ回し、と先の展開がわかっていても何度となく読み返したくなる作品です。このシュールさは、レビューできません。あやうく、PCにコーヒーを噴きかけるところでした。我慢できず買いました。で55円は、同人誌としてはなかなかお値打ちですよ？ただし、Hは期待しないように。原作通りに、ギャグあり、シリアスありと、読み応えバッチリでしたね。

どの話もなんだか可愛らしくて見てるほうがなんとなく照れてしまう作品です。医学的な異常は見つからなくても、身体は不調を訴え、身近な人にすら理解されなかったりしつつも、何とか外に出たり先に進もうとする主人公の必死な姿が描かれており、応援したくなります。特にこれだけは負けないポイントという質問で短期仕上げと答えられているところは、思わず口元がほころびました。

あの時の思い出が蘇ってきて、とても楽しくて笑えるギャグ本でした。作風が異なるといっても、殺伐とした展開は一切なく、全編ギャグ&ほのぼのな内容。