ロボットイラスト

まず登場シーンから飛ばしていて、いきなり屋上の柵を乗り越えようとしたり、パンツ丸見えで主人公の上に落っこちたりしています。という訳ではないですが、内容的にそれに近いものがあります。少々ネタバレ的になりますが、サンプルにある、えっちなシーンというのは、少年誌に載せられるようなささやかなものですので、そういったものが苦手な方にも全く問題ないものです。医学的な異常は見つからなくても、身体は不調を訴え、身近な人にすら理解されなかったりしつつも、何とか外に出たり先に進もうとする主人公の必死な姿が描かれており、応援したくなります。

何気なく手に取った本が、とてもわくわくする内容だった感覚に似ています。お話はシリアスですが、全体的に細い線で丁寧で、ツヤベタの画法で白黒のメリハリが効いた絵は非常に見易いです。暇な時にまた読み返したくなる、これはそんな作品です。本編のストーリーに絡めたネタも多いので、クリア後のお楽しみとして是非。内容はシュールなギャグ漫画で、原作をしていれば楽しめるものですが……

ところどころで微妙に電波なナンセンスギャグが混じりつつ、良くも悪くも普通のオチで終わっており、ニンマリとさせてもらいました。お手軽に購入できるマンガ作品としては、とても読みやすく笑わせてもらいました。コミカルなタッチで、軽快なテンポでストーリーが進んで行くので読みやすかったです。最初に懐かしいと思ってしまったのは、どうなのでしょうね。で書かれたストーリーの、名場面や本編では書ききれなかったエピソードを漫画化した本作。

短い内容ながらきちんとストーリー性もあります。同人誌なので通常の漫画のようなボリュームを確保できないのは分かりますが、残念でなりません。ただ可愛いだけじゃない、常識や偏見、そしてつがいに対する大きな愛が伝わる内容になっています。