1989年の夏休み

特に青い空の絵がものすごく綺麗で、少し泣いてしまいました。登場人物の設定がいろいろと改変されているらしく、ギャグマンガならこうではないと、といった感じに壊れてる友人がすごくおもしろかった。（どっか編集部かゲーム会社行けば、すぐに売れちゃいそうとか思うのに……）

不思議な感じのするおもしろさに思わず笑い、気がついたらハマってしまっていました。相手の子にも同じ位の恋愛感情があればもっと違う結果になっていたのかもしれない。これは是非とも多くの人々に読んでもらいたい作品です。作中の流れは大まかにとなります。でも、短いなりに良くまとまって、オチもウィットが効いてます。物語が進むにつれ次第に表現方に変化してゆくのが見えます。

男の子を驚かすために女の子がゆっくりと近づいていくしぐさがとても可愛い！ただ、お話自体は良く出来てます。技絵もうまく描けているし、キャラクターの身体も肉感的でとてもいい。考証は確かに相当ぶっ飛ばしてますが……まぁそういう部分はあまり問題ではないでしょう。前書きと後書きに質問系、全体的にゆるい感じのコメントなど、廃れてしまった文化がぎっしり詰まっていて懐かしくなりました。

その願いは、絶体絶命のピンチの際に叶えられることとなります。はたから見ている分には、どこも悪いようには見えないのだから。ただし、皆が思い描くようなとは少し違うかもしれない。どちらか片方の原作を知っていれば楽しめると思います。その他にもギャグあり4コマありと作家の個性が光って面白いものばかりでした。軽快なギャグとトークなどの掛け合いで各小話は進んで行くのですが、ギャグの間に垣間見えるシリアスな部分が見所です。

相手の女の子もまたさまざまな魅力を持った娘達で見ていてワクワクします。