泡沫少女(2)

もし知っていたら、昔やったことがある！買って損かどうかは人それぞれだと思うが、自分は買って良かったと思っている。18禁作品ではありませんが、かなりのクオリティ高い作画で鑑賞用として楽しませていただきました。とはいえ、「妙なテンション&ドタバタ感」が好きなら、一見の価値あり。やり込んだからこその弄る楽しさといいましょうか……「ああ、そうきたか」と思わずニヤリとしてしまう作品です。

個人的にはネタが一番ツボにきました。どちらか片方の原作を知っていれば楽しめると思います。基本的にテンション高めのギャグで突き進む内容となっております。是非、このの物語をもっと書いて欲しいものである。本作に登場する少年は簡単に言えばありきたりな性格。おススメです！関連作を読んでいないので若干よくわかんないとこもありました。

作者のごくごく個人の主体性を前面にだしていますので、同人らしく趣味や（いい意味での）独りよがりが全開です。今回も見逃せません！のギャグ本で、シリアスな部分はほとんどありません。「鬱」の名を冠する作品としてあるべき姿なのかもしれません。ギャグ風の同人誌になっていますので、元ネタについて知らなくても問題ありません。わかる人にはわかると思うのでお勧めしちゃいます！

また、まるで緩やかな長い坂を上り終えた様な読後感にこの作品の、誤解を恐れずに言うなら少し不快な、それでいて病みつきになるような魅力を感じました。ビール好きとギャンブル好きに堪らないあの話です。過去に原作もプレイしたのでノスタルジックな気分で読ませていただきました。次回にも楽しみです。それにしても、泡沫さんはとても絵が綺麗です。こちらも好きなら燃える事間違いなし。大ファンの自分で、二次創作物もかなり買ってきた自分ですが、いいものが読めてめっちゃ嬉しかったです。