ア〇カツのフレンズ

最初に懐かしいと思ってしまったのは、どうなのでしょうね。あらためて読んでみても楽しかったし、満足です！だんだんと追い詰められパニックに陥っていく中で気づいたみんなのやさしとあたたかさ……なんというか、人にやさしくしよう、そう思わせてくれる漫画でした。

ギャグとコメディー要素が多めとの事ですが、が好きな方なら楽しめると思います。ちょっとお目にかかれない、ヒロインの表情や仕草が可愛いです。ちびっこのキャラはとにかく可愛いです。少女は冷淡に振る舞うことで良心の呵責を打ち消そうとしますが、路傍の花に向けていた優しい眼差しを指摘されてますます決意が揺らぐことに。たぶん原作知らなくてもすごく楽しめると思います。

お話はシリアスですが、全体的に細い線で丁寧で、ツヤベタの画法で白黒のメリハリが効いた絵は非常に見易いです。そして、平和であっても、雰囲気だけの作品ではなく、ちゃんと小さな話になります。でも、笑いだけじゃ無いんです、とても心に優しい、癒されたいときに、心があたたまって、愉しくなるお話です。これぐらいしか見当たりません。元ネタがとても懐かしくて、ちょっと感動しました。

価格も手頃なので、絵柄が気に入れば購入してみてはいかがでしょうか。モモがプリケツっぽくツヤツヤしてるのも好き。主人公とヒロインの出会いから恋愛関係の芽生えまでが、今作で描かれている内容です。ちょっと切なくなったり、ハッピーになったり、色々と政治的な問題もあったりして、実に読み応えのある作品でした！220円の価値は十分、元が取れたと感じられます。

ファンならとっくに手に入れていると思いますが、それでもオススメしたくなる作品！元々、作者様のサイトで公開されている漫画を愛読していました。何気に、背表紙がハンバーグ柄なんですよね。